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毛球症用キャットフード

猫は毎日身体を舐めて毛づくろいをする習慣があります。
猫の舌はざらざらしているので、毛づくろいをした際その舌に付着した毛を飲み込んでしまい、胃に毛が溜まります。
通常、健康な猫であれば溜まった毛は未消化の食物と一緒に軽く吐き出したり、便に混じって外に出します。
しかしながら胃の中に溜まった毛がもつれたり、固まったりして玉状となり、胃の中から排出出来ない大きさに成長することがあります。
そのため胃の中で停滞し、胃粘膜を刺激したり、胃から腸への出口を塞いで幽門を刺激して吐き気を示します。これがいわゆる毛球症といわれるものです。

1.原因

(1)換毛期に抜け毛が多い
(2)長毛種で毛を飲み込む量が多い
(3)食物に含まれる繊維質が著しく乏しい
(4)加齢あるいは病気に伴う消化器運動(腸の蠕動運動)の衰え


2.症状

(1)食欲の低下
(2)吐き気
(3)便秘


3.治療

(1)獣医師に相談する
毛玉の停滞に伴って、胃腸炎や便秘を発症した場合は、動物病院で獣医師に早めに処置をしてもらうことが大事です。

(2)毛玉除去剤を使用する
毛玉を除去するために、チューブになった毛玉除去剤を猫に舐めさせます。
毛玉除去剤は動物病院で入手できます。
この毛玉除去剤は白色ワセリンを主成分としたものです。胃腸の中の毛玉を便とともに体外に排出させます。


4.食物繊維とは

毛球症予防の食事について考えるには、食物繊維のことを理解する必要があります。
食物繊維とは、五訂日本食品標準成分表の中で「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されています。
食物繊維は、構造・発酵率・水への溶解度・保水力・粘性等によって分類されます。

(1)二大分類
1)可溶性繊維
ペクチンやガム等の易発酵性の食物繊維で水への溶解性が高いもののことを指します。
2)不溶性繊維
セルロース、セミセルロース、リグニン等遅発酵性の水への溶解度が低いもののことを指します。
代表格のセルロースは消化されにくく、消化管の中をゆっくりと通過し、しかも亜鉛・カルシウム・鉄・リン等のミネラル類の吸収に影響を与えません。

(2)ペットフードの繊維質(乾物量%)
・一般フード :約1~4%
・低繊維療法食 :約1%
・中繊維食   :6%~16%
・高繊維食   :約16%~30%

(3)繊維質の作用
1)消化管通過時間の正常化
2)栄養素の消化吸収阻害
3)小腸の長さと重量の増加
4)抗体(IgA)分泌の増加
5)結腸上皮細胞の栄養となる
6)結腸内細菌叢の正常化
7)便容積の増加


5.予防と栄養管理

(1)こまめなブラッシング
日頃からブラッシングを心掛けて、抜け毛を取り除き、猫が飲み込む毛の量を出来るだけ少なくしてあげます。

(2)不溶性繊維を工夫・配合したペットフードの食事
不溶性繊維は、消化管内残渣、便の水分含有量、腸内細菌数により便容積を増加させることができ、便通をスムーズにします。
日本では、「療法食ガイドライン(栄養特性に関する基準が定められた療法食リスト)」の消化器疾患の繊維反応性の項に、『食物繊維を増強』と規定されており、それを守った療法食が市場に流通しています。