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肥満用キャットフード

猫のライフステージは、母体に新しい命を宿して誕生以来、
1)妊娠期の母体の中
2)分娩後の授乳期(生後30~40日齢まで)
3)離乳期(生後30~40日齢から50~60日齢まで)
4)成長期(生後50~60日齢から9~12か月齢まで)
5)成熟期・維持期(9~12か月齢から)
6)老齢期(6~10歳以降)
とわけることができなります。
成長期には体重は出生時の40~60倍に達するため、最大成長期のエネルギー、タンパク質、カルシウム、リンの量には最大限の注意が必要です。

生後約1年が経つころ、成長が終わり、成熟期に入ります。
その中で、妊娠・授乳もなく、また激しい運動もしていない状態の時期を維持期と呼びます。
この維持期の栄養状態の最大の課題が肥満防止すなわち体重管理の徹底です。
肥満が起こりやすい最大の理由は、エネルギー消費量に比べて食物摂取量が過剰であることです。
動物の場合、一般的に理想体重より15~20%以上増加したら肥満と言われています。

1.肥満の原因

(1)原発性肥満
1)食生活の向上と栄養価の高い過剰な食事
2)屋内飼育の増加とストレス
3)過食・肥満と運動量の減少の悪循環
4)加齢に伴う活動減少と食事摂取量のバランスの崩れ

(2)二次性肥満
1)先天性代謝障害
2)副腎皮質機能亢進症等の内分泌異常
3)避妊・去勢手術後のホルモンバランスの崩れ


2.肥満がもたらす疾病

(1)骨関節疾患
(2)運動器疾患
(3)呼吸器疾患
(4)糖尿病
(5)肝臓病
(6)心血管系疾患
(7)皮膚疾患
(8)尿石症
(9)免疫機能の低下
等があげられます。


3.肥満防止と栄養管理

猫の場合は、犬ほどは肥満になりづらいですが、肥満対策としては、犬同様、食事制限と運動が必要です。
屋内飼育の場合は、定期的に遊んであげるようにして運動の機会を増やしてあげましょう。狭い部屋ではキャットタワー等の工夫も必要です。
カロリーの必要量は、ライフステージや体重によって異なります。愛猫の年齢・体重、さらには体調を常にきちんと把握して食事を与えてください。
多くのペットフードには、カロリー表示とともに、与える量の目安が示されています。
個体によって運動量も違うことから、あくまでもこれらの目安を参考にして日頃の様子を見て食事を与えてください。

またおやつやご褒美は出来るだけ控えることも大事です。しかし猫とのコミュニケーションも大切なことですので、与えたらそのカロリー表示を確かめて、与えた分だけ主食の量を減らす等の努力も必要です。

(1)減量の方法
環境省のガイドラインによると、『軽度~中度の肥満の場合には、与えるフードの量を通常の30~40%減らして体重の変化をチェックします。1週間で体重が1~3%減るくらいの割合で徐々に体重を減らしていくのが適当です。この際、空腹感を抑えるために、1日量を3~4回に分けて与えます。 (与えるフードの量を40%以上減らすといった急激なダイエットは体に悪い影響を与える危険があります。)』とされています。
まず目標となる体重を決めて、2~3か月かけて徐々に体重を減らしてい
くのがよいでしょう。

長期間かけてダイエットを行うときは、食事の量を減らさず、食事の中身を変えることでカロリーを制限することもひとつの方法です。ダイエット用の処方食あるいは動物病院の療法食を用いるのが容易な方法です。
エネルギー密度が低く、タンパク質、ビタミン、ミネラル等の栄養素が十分に含まれた減量用フードを与えるようにします。

減量用フードには、お腹の満足感を与え、余剰な脂肪の吸収を阻害するために繊維が増量されたもの、脂質の一部に中性脂肪になりにくい成分を使用したもの、カルニチン等の機能性成分を添加したもの等があります。
猫の中には、好き嫌いが激しくて処方食など見向きもしないのもいます。こういったケースでは、処方食にカロリーの少ない鶏肉を混ぜたり、その猫の好きな食べ物を少量加えて味付けする等の工夫をして与えます。
個体によっては、食事を減らさなくても、間食やご褒美を減らすだけで減量効果が出ることもあります。

日本獣医師会「療法食の適正使用のための食事療法ガイダンス」の中の肥満および体重管理の項では、ダイエット用の療法食について『健康的なエネルギー代謝を維持しつつ摂取カロリー量を制限する栄養組成で、さらに満腹感を与えるため高食物繊維に調整されています。急激な減量は健康への悪影響が懸念されるため、適切な減量計画の作成と定期的な健康診断が重要です。』と述べられています。